戦闘糧食の開発について
(1) | 弊社は「平成16年」から戦闘糧食の開発研究を継続的に実施し、その成果が認められ平成20年から陸上自衛隊の戦闘糧食として正式に採用され、平成29年までの9年間で約766万食の戦闘糧食を納入しております。 ★戦闘糧食とは★ 外国の軍隊及び自衛隊が戦闘行動中及び演習中に満足な調理の時間がない場合に補給する食糧でいかなる条件の悪い状況下でも調理が簡単で必要なカロリー、栄養バランスが確保でき、かつ保存性が高いことが要求されるものです。 |
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(2) | 戦闘糧食の開発までのいきさつ 戦闘糧食の開発は「平成16年」から開始され下記の厳しい難関をひとつひとつ乗り越えて開発されたものです。 |
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① | 献立の提案及び書類審査 とくにカロリー計算、栄養バランス。 |
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② | 提案された献立の隊員による実食の試食試験。 | |||||||||||
③ | 地上200mからのダンボール梱包のままでの落下傘をつけた投下試験。 | |||||||||||
④ | 低温耐久性試験 ダンボール梱包のまま-30度で24時間保冷後、150cmの高さからコンクリート上に落下させる耐久試験。 |
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⑤ | 保存試験の実施 ●北海道「最低倉庫内温度-20度」及び沖縄「最高倉庫内温度45度」の温湿度コントロールなしの過酷な条件下で、「1年保存タイプ戦闘糧食」は1年6ヶ月、「3年保存タイプ戦闘糧食」は3年6ヶ月保存試験を実施しました。 ●保存試験を終了したものの民間分析機関による細菌検査試験等を実施しました。 ・細菌検査 ・過酸化物価の測定 ●保存試験実施した献立で、上記試験に合格したものに対して全国の自衛隊隊員による喫食試験を実施して最終合否が決定されました。 |
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⑥ | 献立の最終合否の決定「平成20年3月」。 | |||||||||||
【陸上自衛隊への納入献立名】 | ||||||||||||
(1) 1年保存タイプ戦闘糧食 | ||||||||||||
(2) 3年保存タイプ非常用糧食
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【航空自衛隊への納入献立名】 | ||||||||||||
(1) 3年保存タイプ非常用糧食
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【海上自衛隊への納入献立名】 | ||||||||||||
(1) 3年保存タイプ非常用糧食
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